SharePoint×OneDrive同期のRPA自動化

SharePointはRPAツールと相性が悪いと感じている方は多いかもしれません。

設定は問題ない、動作テストはクリアしているにもかかわらず、不定期にエラーが発生するケースがありませんか？

今日は、初心者RPAエンジニアの天敵SharePointを上手く手なずける方法をお伝えします。

SharePointの自動化事例

多くの業界で使用されているSharePointですが、業務を自動化する上でRPAエンジニアを悩ませてきた問題として以下の2点が挙げられます。

• SharePointでのファイル操作は、重たい
• 操作対象のフォルダやファイルのアップロード・ダウンロードに時間がかかる為、自動化作業がうまくいかない

SharePointを使用している企業で、RPA（自動化ロボット）を作成したが、時間がかかる為、使わなくなったRPAが存在していませんか？

上記課題で悩まれている方は、RPAツールと相性がいいOneDrive同期がおすすめです！

SharePoint（OneDrive同期）の自動化の弱点

SharePointとOneDriveの同期はおすすめしますが、OneDrive同期後のRPA処理で以下の問題が発生するケースがあります。

<問題点>

• SharePointとOneDriveの同期に時間がかかり、RPA内で処理する時点で、OneDrive上の処理対象ファイルが最新バージョンではない
• SharePointとOneDriveの同期がうまくいかず、同期マークが赤い×となり、RPAによるファイルの処理がうまくできない

これらはネットワーク環境や実行機のスペックを見直す必要があるケースもありますが、スペック以外の改善策を以下の通り紹介致します。

SharePoint（OneDrive同期）自動化に伴うRPA対策

OneDrive同期の自動化に対する弱点は、例えば以下の手順をRPAに組み込むことで克服できます！

＜RPA手順＞

1. 同期させたOneDriveから業務に必要なファイルまたは、フォルダをローカル環境にコピーする
2. ファイル操作は、ローカル環境で操作を行う
3. 処理が完了したら、SharePointと同期させているOneDriveへローカル環境からファイルまたは、フォルダをコピーする
4. ローカル環境のファイルまたはフォルダを削除する

会社ごとのセキュリティポリシーや環境に応じて安定して稼働するRPAの構築を検討することが重要です。

OneDrive同期以外のSharePoint自動化方法

OneDrive同期以外でも、SharePointを自動化する方法があります。

• API経由でのSharePointの自動化
  API経由でのSharePointの自動化も可能です。
  SharePoint×API経由のRPA化についての詳しい方法は、下記リンクへ

参照：SharePoint×API経由のRPA自動化

• SharePointのRPAツール内のパッケージを利用した自動化
  多くのRPAツールでは、SharePointのパッケージが存在します。 それらを上手く活用することで自動化を実現できるケースもあります。
  SharePointはじめ‎Microsoft Office製品をRPAツールで安定して動作させるパッケージ。
  その具体的な内容と設定を、弊社で代行させていただくサービスがございます。
  お気軽にお問い合わせください。