RPAツールがGoogle Chromeだと安定して動く理由

RPAツールがGoogle Chromeだと安定して稼働する理由

他のブラウザよりも連携しやすい機能の豊富さ

RPAツールを使用する際に、安定してロボットが作動するブラウザを知っていますか?
多くのブラウザが存在していますが、その中でも私の経験上ではございますがGoogle Chromeは安定して動作します。

もちろんMicrosoft EdgeやMozilla Firefoxにも対応しているRPAツールはございますが、根拠として多くあるRPAツールがGoogle Chromeに対しての拡張機能やサポートが豊富に提供しているため、動作が安定するケースが多いです。

下記に代表的なRPAツールの対応しているブラウザの表になります。

Google ChromeMicrosoft EdgeMozilla Firefox
Automation
Anywhere

Ver.57以降

Ver.41以降

Ver.52以降
UiPath
Ver.64以降

Ver.66以降
WinActor
Ver.100以降

Ver.100以降

Ver.96以降

〇=現在対応中で、どのバージョンから対応しているのかを記載しています。
△=完全にサポートしておらず、期待通りのサポートがされない。
×=提供していない、もしくは完全にサポートが終了したものになります。

※BizRobo!は既存のブラウザを使用せず、全く独自のブラウザレンダリングエンジンを搭載しています。このブラウザレンダリングエンジンは全てのWebサイトを一つのエンジンで操作すると言うコンセプトで作成されており、Webサイトにおける推奨ブラウザの如何に関係なく、あらゆるサイトを操作可能なブラウザという位置づけです。

Google Chromeを使用した自動化事例

Google Chromeを使った自動化の事例を紹介します!

下記にGoogle Chromeで自動化ができる主な事例になります。

  1. 対象ファイルのダウンロード
  2. Webサイト上でのデータ入力
  3. 申請・登録処理
  4. 必要条件を設定してデータを抽出
  5. キーワードを検索し、結果画面スクリーンショットを取る

Webサイト上での操作はほとんどRPAによる操作が可能です。テキストの入力、プルダウン、チェックボックスなどの操作も比較的に安定して処理を行うことが可能です。Google Chromeを利用できるWebサイトであれば、多くの場合は自動化できると考えていただいて大丈夫かと思います。

Google Chromeを使用した自動化のメリット・デメリット

サイトへの入力や登録が安定して動作しますが、特定のサイトの場合は例外があります。

メリットとしてGoogle Chromeの場合、登録ボタンのクリックや入力操作が他のブラウザに比べて安定しているので、ロボットが安定した稼働をしてくれます。

しかし特定のブラウザでしか操作できないページもございます。例としてInternet Explorerでしか機能しないサイトもございますので、その場合はMicrosoft Edgeの「IEモード」を使用か、Google Chromeの拡張機能の「IE tab」を使う必要がございますので、ロボットを作成する際はMicrosoft Edgeを使用したロボットを作成するか、「IE tab」を使用するアクション加えるよう一手間を加えてロボットを作成してください。

ブラウザによるRPA自動化に関する注意事項や実装方法について、ご不明な点などありましたらお気軽にご連絡ください。貴社の業務に基づき、具体的にご提案させていただきます。以下よりお問い合わせください。

本記事の執筆者

ペネトレイター株式会社 荒井